コラーゲンは摂取するとアミノ酸に分解され、身体に必要な組織として利用されます。
コラーゲンの占める割合の大きい組織
- 骨:約50%がコラーゲン
- 腱、靭帯:約86%がコラーゲン
- 皮膚:約70%がコラーゲン
- 軟骨:約50%がコラーゲン
皮膚のハリや弾力性維持だけでなく、関節痛や骨粗しょう症予防、丈夫な歯を維持するためにもコラーゲンが重要な働きを持つのですね。
コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されますので、食品(タンパク質)から摂取しても、他のアミノ酸サプリメントで摂取しても基本的に変わりはないと思います。
ただし、コラーゲンペプチドにはコラーゲン特有のアミノ酸が含まれます。
コラーゲンを摂取しても肌のハリは改善しない?
しかし、肝心なのはやはり、分解されたアミノ酸が、いかにコラーゲンを必要とする組織で使われるのか?という点だと思います。
よくコラーゲンを摂取しても、体内で再びコラーゲン造成に利用されるわけではない、という話を聞きます。
コラーゲン製造工場が老朽化しているとダメ
コラーゲンを生成させるには、肌の内部に存在する線維芽細胞を活性化させる必要があります。
線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など、美肌に欠かせない成分を作りだす工場のようなものです。
折角コラーゲンやたんぱく質を摂取しても、コラーゲン製造工場である線維芽細胞の働きが弱ると、体内で皮膚や骨の合成要素に使われません。
そのため、美肌効果や骨の育成にパフォーマンスを発揮できません。
線維芽細胞を活性化させる方法
そこで、コラーゲン(または他のたんぱく質)を摂取した後、線維芽細胞の働きを活性化させる方法をまとめてみました。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCは線維芽細胞の働きをサポートし、さらに活性酸素の増加を抑制してくれます。
キウイやオレンジなど果物から摂取する他、サプリメントからも気軽に摂取できます。
ビタミンC誘導体のスキンケアもおすすめ
さらにビタミンC誘導体として、お肌の上からイオン導入をしても、線維芽細胞にダイレクトに働きかけることができます。
通常の塗るだけのスキンケアだと肌の奥まで届かないので、美顔器等でのイオン導入が必要です。
イソブラボンを摂取する
大豆製品に多く含まれるイソブラボンは女性ホルモンと類似した成分で、美肌にとてもいい成分です。
納豆やお豆腐など、身近な食材で手軽に摂取できます。
冷蔵庫の中には、常に納豆かお豆腐、または豆乳ジュースを常備しておきたいですね。
食事から摂取できない日はプロテインもおすすめ↓
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FGF(線維芽細胞増殖因子)を摂取する
FGFとは文字通り、線維芽細胞を増殖させてくれる成分ですが、具体的には動物性プラセンタなどがあげられます。
プラセンタは最強の若返り成分ともいわれており、継続して摂取することで、お肌だけでなく、髪にもいい影響を感じられます。
世界のセレブが駆け込むアンチエイジング施設でもプラセンタ療法が行われているそうです↓
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プラセンタはクリニックで行う注射か、サプリメントやドリンクで摂取します。
ただし、注射の場合は献血ができなくなる、などリスクもありますので注意してください。
レチノールを塗布する
レチノールにはお肌の新陳代謝を活性化させ、線維芽細胞を刺激する働きがあります。
効果は強力ですが、その分、大変刺激も強いので、敏感肌の人にはおすすめできません。
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ナノエッグ等皮膚科で処方してもらえますが、シミを薄くしたい等、特別な目的がない限りは、無理して使用する必要はないかと思われます。
スキンケア化粧品に、レチノールが含まれているものも出ていますので、そちらでマイルドにアプローチしていくのがおすすめです。
線維芽細胞を活性化させる5つの方法
- ビタミンCのサプリメントか果物を毎日摂取する。
- たんぱく質食品、コラーゲンドリンク、アミノ酸サプリのどれかは必ず毎日摂取する。
- 納豆、お豆腐、豆乳ジュースのどれかは冷蔵庫に常備する。
- 定期的にビタミンCのイオン導入をする。
- プラセンタを摂取する。
この5つだけ抑えておけば完璧だと思います。(レチノールはお肌は強い方向け)。
あとはやはり基本の、運動、ストレッチ、睡眠、食事、ストレスケアですね。
ストレスマメジメントは必須
ストレスが多いと、すべての努力が無に等しくなりますので、ストレスマネジメントは必須かと思います。
自分なりのリスクの低い(依存症になった時に身体、経済面へのダメージが少ない、周囲に迷惑がかかりにくい)ストレス発散方法を習慣化します。
ぬいぐるみ療法や瞑想はお金もかからず、依存症になっても大した害もないのでオススメです。
無理せず、少しずつ「必ず続ける」のがコツ
線維芽細胞は加齢やストレスにより、活性がどんどん衰えていくそうです。
コラーゲンや食品でアミノ酸を補給して終わりではなく、効率よくコラーゲン造成に寄与できるようサポートしてあげたいですね。
身体はダイレクトに応えてくれますので、毎日の少しだけの努力、気遣いの積み重ねが10年後のお肌、美貌を大きく左右すると感じます。
はじめから完璧に全部やろうと思わずに、どれかひとつでも実践できていればOK!
というゆるさで、楽しみならがやると習慣化でき、効果を感じられやすいと思います(^ω^)