私は肌断食を始めた当初、髪の毛を石鹸で洗髪していた時期がありました。
髪がゴワゴワで(弱アルカリ性なので当然ですね・・)石鹸カスは残るし、ブラシは通りにくいわ・・で非常に不快でした。
酸性リンスで中和するという方法も知っていましたが手間がかかり、サラサラ感に満足できませでした。
石けん系は化学的には高級脂肪酸のナトリウムまたはカリウム塩でアルカリ性が強いため、アルカリ性に弱い毛髪への使用には注意が必要である[4]。
出典 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/シャンプー#シャンプーの歴史)
結局シャンプーはやめられないという結論に至りました。
敏感肌にとってシャンプーは頭皮への刺激が強すぎる
私の場合、超敏感肌なので、シャンプーの洗浄力にまけて頭皮に湿疹ができてしまうことがあります。
色々試しましたが、どうやら界面活性剤の種類が私には合わなかったようです。
シャンプーの洗浄成分は界面活性剤
界面活性剤は水と油、どちらにもなじむため(親水性、親油性)頭皮の油分(汚れ)をお湯に溶かし、洗い流すことができます。
シャンプーの界面活性剤の種類と特徴
市販のシャンプーに使用されている界面活性剤は主に以下の3つに分類されます。
高級アルコール系
- 市販のシャンプーで、もっともよく使われている成分。
- 親油性に優れているため、洗浄力が強く泡立ちがいい。
ラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸TEA、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸Na
使いやすく、原価も安価なため多くのシャンプーで使用されています。(日本ではラウレス硫酸系が多め)
泡立ちがよく、洗浄力が強い分、髪と頭皮への刺激も強くなります。
しっかり汚れを落としたい場合には◎。
敏感肌の方、髪と頭皮のパサツキが気になる方には刺激が強すぎる可能性もあり。
高級アルコール系は他に比べるとやや洗浄力が高く、皮脂の分泌の多い男性や脂性肌の女性向けの製品である[4]。
出典 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/シャンプー#シャンプーの歴史)
石鹸系
- アルカリ性洗浄成分で、汚れをしっかり落とせる。
- 敏感肌向けシャンプーとしても推奨されている。
カリ石鹸素地、脂肪酸ナトリウム、ラウリン酸K、脂肪酸カリウム、オレイン酸K
石鹸シャンプーは頭皮に優しくアレルギーでも安心、というイメージがありますが、髪の毛がゴワつきやすいのが難点です。
アルカリ性成分でキューティクルが開いてしまうので、髪のダメージが気になる方、カラーリングの色味を保ちたい方は少し注意が必要です。
脱脂力があるので、ゴワつきに耐えられるなら脂性肌の方におすすめ。
アミノ酸系
- 天然成分の界面活性剤で、頭皮に優しい。
- 皮脂を適度にとり、乾燥やパサつきを防ぐ。
ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルサルコシンTEA、ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA
アミノ酸系は洗浄力は若干弱めですが、皮膚になじみやすく、髪と頭皮に優しい点が特徴です。
高級アルコール系や石鹸系の強い脱脂力で、頭皮と髪が乾燥してしまう方にもおすすめ。
カラーリング後の色落ちを防ぎたい場合にも◎
美容室のサロン専用シャンプーや育毛シャンプー等、比較的高級な商品に使われていることが多いです。
アミノ酸系は毛髪や頭皮に対する刺激は小さいが他に比べると洗浄力も若干弱い[4]。現代の洗髪回数の状況も考えると皮脂の分泌の少ない人に適した製品である[4]。
出典 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/シャンプー#シャンプーの歴史)
自分に合うシャンプーを見つける
もし、髪がパサパサしたり、頭皮に湿疹ができてしまう人はシャンプーの界面活性剤の刺激が強すぎて合わないのかもしれません。
敏感肌向けシャンプー選びのポイント
- 髪と頭皮に優しい成分であること
- しっかり落ちる
- 泡立ちがいい
- 香りがいい
- 髪がサラサラになる
- パサつかない
以上の6点です。お値段は1000円~4000円台のものが多くなります。
ナプラ ケアテクト HB カラーシャンプー
ナプラ ケアテクトHBカラーシャンプー&トリートメント S しっとりタイプ300ml,250gまとめ買いセット
- リッチ成分、ヘマチンが配合されている。
- ノンリシコン。
- カラーリングやパーマ後のダメージヘアに◎
このシャンプーの何がいいかというと、ヘマチンが配合されていることです。
ヘマチンが美髪にいい理由
- ヘアカラー施術による残留アルカリを抑制する。
- 髪内部のケラチンと結合し、しっかりと髪を補修。
ちなみにヘマチンは比較的高原価の成分で、多くはリッチ系のシャンプーに配合されている成分です。
パッケージだけでなく、髪の補修力にもこだわりたい方向け。
お値段も成分良好の割には高すぎず、お得感があります。
ハイビスカス・ヘアシャンプー
- アミノ酸+弱酸性シャンプー。敏感肌向けで優しい。
- 保湿調節機能のある植物性ヒアルロン酸が配合されている。
- ノンリシコン、無添加(石油系合成界面活性剤、香料不使用)
今一番のお気に入りシャンプーです。
アミノ酸系シャンプーなので皮脂をとりずぎず、汚れはしっかり落ち、泡立ちもよくて使いやすい。
よく成分を見ると、より洗浄力が高く、肌に優しいタウリン系の成分も配合されていました。
湿度により保湿力が調整されるハイビスカス葉エキスが配合されているので、外気の気候に関係なく頭皮の健やかバンラスが保てるのがいいです。
むぎごころのシャンプー
- 石鹸シャンプー+アミノ酸系シャンプー。
- アルガンオイル配合で乾燥しらずでサラサラ。
- ノンシリコン。
- 天然ラベンダーの香りに癒される。
オーガニック系コスメを購入する際に、よくお世話になるショップのオリジナルシャンプー。
アミノ酸系でありながら、石鹸シャンプーの利点も享受できる所が魅力。
アルガンオイル配合で、少しぬるっとする感じもあるので、さっぱり系がタイプの人には微妙ですが、頭皮と毛先が乾燥し、パサつきがちな人におすすめ。
容量もたっぷり入っていて満足☆
【比較的安く購入できる】おすすめシャンプー
上のおすすめシャンプー、人によっては、高っ( ̄д ̄;)と引かれる方もいらっしゃるかもしれません。
特に男性は「シャンプーは500円以内が当然!( ・`д・´)」という認識の方も多いのでは?
1か月~数か月に1本は使用しますので、もっとお安く、でも成分は普通のものよりもいいものを~という方におすすめなのが↓のシャンプーです。
Pure NATURAL(ピュアナチュラル) シャンプー
Pure NATURAL(ピュアナチュラル) シャンプー L (サラサラタイプ) 500ml
- 合成香料・着色料・紫外線吸収剤・鉱物油不使用
髪と頭皮に比較的優しいシャンプーです。
泡立ちが非常によく、快適に洗髪できます。ノンシリコン。
ロフトなどでも販売されています。
サラサラタイプとしっとりタイプがあります。おすすめはサラサラタイプ。
お値段の割にはこだわりが感じられて良心的なシャンプー。
いち髪ナチュラルケアセレクト
いち髪ナチュラルケアセレクト スムース(さらさら軽やかな指通り)シャンプーポンプ480mL ハーバルグリーンの香り
- マイルドなアミノ酸系シャンプーで頭皮に優しい
- 洗浄力があり、サッパリ洗えるのでメンズにも◎
お値段がお高めなアミノ酸系シャンプーの中でも、1000円台で購入できる成分良好シャンプー。容量が480mlもあるので(私の場合は)2カ月位余裕で持ちます。
汚れもしっかり落ちる配合です。
私はサラサラタイプのスムースを使いましたが、さっぱりしすぎて多少ゴワつき感が気になったので、冬場はモイストの方がいいかもしれません。
まとめ
髪が細い人や抜け毛が多い人は、頭皮が弱り、炎症を起こしている可能性もありますので、シャンプー選びを見直してみるのもオススメです。
私は以前までは香りとお値段、くし通りだけを重視してシャンプーを選んでいました。
しかし常に頭皮に湿疹ができていて、美容師さんにも「シャンプーが合わないんじゃない?」と言われ、自分に合うシャンプー選びをはじめました。
髪がサラサラになる=頭皮が健やか、ではないことも多いのですね。
髪がサラサラになり、頭皮も健やかであることが美しく、丈夫な髪を育てるために重要です。
今では頭皮に湿疹はできず、ブラッシングをしなくても比較的サラサラの状態を保てています(*´ω`*)←ブラッシングしろ。
ポイント
シャンプーは、配合されている界面活性剤や独自処方で使い心地が違ってきます。
ブランドや値段よりも「界面活性剤の種類」でシャンプー選びをしてみるのもおすすです☆