敏感肌の人にとってアクセサリー選びは、デザインよりもまずは素材が重要になると思います。
肌質のタイプにより、かぶれやすい度は異なると思いますが、敏感肌の人に比較的相性のよいアクセサリーの特徴と素材について書かせて頂きます。
敏感肌質、金属アレルギーの方はもちろん、そのような方へアクセサリーをプレゼントしたいと考えていらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。
金属アレルギーが起きる仕組み
ザックリ説明すると、
- 身に着けた金属が汗などで溶け出し、分解され「イオン化」する。
- イオン化された金属+皮膚上の常在菌が皮膚から体内に入り込むことで、白血球が戦闘モードに。
- かゆみ、かぶれ等のアレルギー症状が発症
つまり敏感肌の人の場合、皮膚が薄く、バリア機能が弱いため、イオン化(皮膚内に入りこみやすい形)にされた時、容易に異物が皮膚内部まで侵入してしまうことで、トラブルを起こします。
敏感肌の人が最も避けたい素材
イオン化されやすい素材が最も注意で、逆に汗等で溶けにくい(金属分解されにくい)素材が◎です。
イオン化されやすい素材(アレルギーを起こしやすい)
ニッケル、コバルト、クロム、銅など。
よくカジュアルアクセサリーに表示されている「真鍮」は銅と亜鉛の合金です。アレルギーを起こしやすい素材です。
イオン化されにくい素材(アレルギーを起こしにくい)
24金、シルバー、ステンレス、チタン、樹脂性の素材、天然石。
他にも18金もおすすめ。かなり敏感肌寄りの私でも18金は大丈夫でした。
個人差はあります。
金属アレルギーを起こしにくいアクセサリーの種類
装着する部分により、かぶれやすさが異なります。
真鍮でも装着部位やデザインを工夫すれば問題なく装着できることが多いです。
ネックレス
- パール系のネックレス
- レザー系のネックレス
- シルバーや18金、ステンレス系のネックレス
- パワーストーン、ビーズ系のネックレス
ネックレスは、素材の留め金部分のみ合金で、あとはアレルギーを起こしにくい素材を選べば問題ないことが多いです。
こういうタイプ。留め金~数センチ程度の真鍮素材なら比較的に大丈夫でした。
それでもかぶれてしまう方は、留め金部分(とアジャスター部分)のみ、チタン製のパーツを購入し、自分で改造してしまうのも手だと思いまます。
数千円~1万円程度でも、おしゃれでデザインのスタイリッシュなアクセサリーは沢山あるので、私も首まわりだけ真鍮系を避けたデザインのものを気軽に着用しています。
今の所、かぶれることもなく、問題なく使えています。
注意ポイント
首やデコルテは皮膚が薄いので、真鍮のチェーンは避けた方が無難。
ピアス、イヤリング
留め金部分がチタンやステンレス、またはシルバーのものがおすすめです。
ただし敏感肌の人にとってはピアス自体、かぶれやすくリスクが高いです。
私も昔、ピアスをしていたのですが、消毒時や新しいピアスを装着した時に、被れ、ついにはただれてきてきてしまったので、やめました。
ピアスの素材も、いちいちシルバーやチタンを選ぶのも面倒ですし、デザインの選択肢も狭くなります。
敏感肌の人は、イヤリングがオススメです。
お出かけする時のみ着用で、接触時間や回数を制限しながら、真鍮のかわいくて気軽に装着できるものを使用するのもいいと思います。
イヤリングはすぐに落ちて紛失しやすいので、高いものを購入するとダメージが大きいですし(● д●;)
私の場合、一日8時間程度なら、真鍮でも大丈夫でした。
時計
文字盤の裏が真鍮のものも多いですが、かぶれやすいです。
私の場合、時計の跡がクッキリ丸く残ります。
汗をかくシーズンは長時間使用は避け、バッグ等につけるようにしています。
高級ブランドの腕時計なら、かぶれにくい素材のものも多いですね。
そもそもスマホもあるし、腕時計の必要性を感じなくなってきていますが(;´・ω・)
ブレスレット
腕に密着するわけではないですが、かぶやすいです。真鍮系は避けたほうがいいと思います。
18金やシルバー、パワーストーンブレスレットがおすすめ。
まとめ
- イオン化にしくい素材を選ぶ
- イオン化しやすい素材と自肌の接触面積が少ないデザインを選ぶ
- イオン化しやすい素材の着用時間を減らす
ことがベストだと感じます。
金属アレルギーの方へプレゼントを検討中の方は、予算があるなら18金系のジュエリータイプ。
気軽に贈りたいなら、地肌へ真鍮が接触しにくいデザインのものを選ぶといいと思います。
