私が数年前、急性アトピー性皮膚炎を発症していた時、一番気を使っていたのが、部屋のダニ、ハウスダスト対策でした。
ダニの多い布団でアトピーのアレルギーが悪化する
アレルギー検査でも、ハウスダスト、ダニに強いアレルギー反応があったため、毎日こまめに掃除をし、空気清浄機をまわし、ほこりやダニを極力抑えられるよう対策していました
市販のダニ駆除グッズよりも手軽でお金のかからない対策
アトピーやアレルギーのある人にとって寝具の清潔感はかなり重要なポイントになりますよね。
寝具のダニやほこりが肌に触れてアレルギーが悪化するので、ダニを除去するアレルギー向けグッズは沢山販売されています。
私も当初は布団のダニを死滅させ、吸い取る、という掃除機のような、特殊なダニ対策家電を購入しようと考えていました。
しかし当時、人気がありすぎて、半年先まで予約がいっぱい。すぐに使用することは不可能でした。
仕方なく、色々情報を集め、対策を考えた結果、ダニ撲滅対策が家にすでにある家電を使用し、超簡単にできることが判明しました!
今回は当時、私がやっていた完璧なダニ撲滅法をご紹介させて頂きます。
寝具のダニを駆除するために必要な道具
- 掃除機
- アイロン
- タオル
この三つだけです。多分どのご家庭にもすでにあると思います。
ダニを除去する方法
step
1アイロンを高温(65度以上のスチームがオススメ)にします。少し濡らしたタオルを当て布にし、布団の上に10秒~20秒程当てます。
ポイント
焦げないように確認しながら当てます。(写真は当て布がないですが、基本的に当て布をした方がいいです)
step
2そのまま、布団の面積に合わせ、少しづつ位置を変え、各10秒~20秒間、アイロンの熱を布団に押し当てます。
ポイント
高温の熱(65度以上)により、布団の中のダニは死滅します。
step
3最後に、掃除機(出力は強で)を布団にかけ、死滅したダニを吸い取ります。 完了!!
とても簡単ですね。
この方法、よく考えたら販売されていた数万円するダニ駆除用吸い取り機と同じ原理です。
ダニは熱により死滅しますので、単に熱を加えて、吸い取ればいいだけの話です。
天日干し、布団乾燥機だと温度が低すぎる
天日干しだと、温度が50度程度が限界なので、なかなかダニは死滅しません。
しかし、65度以上の熱をしっかりと加えられるアイロンなら手軽に駆除できます。
お布団以外にも、マットレス等、高温に耐えられる素材のものなら駆除できますので、気になる部分に実行してみるといいと思います。
布団一枚につき、30分程度はかかりますが、毎日じゃなく、週1日だけでも随分違うと思います。
お布団が干せない環境の人、ベッド派にもオススメ
アレルギーではなくても、マンションでベランダの布団干し禁止の住宅の方にもオススメです。
布団乾燥機は時間がかかるし、温度もイマイチなので、アイロンでダイレクトにアプローチした方が確実です。
ダニ駆除専用グッズもいいかもしれませんが、無料でできる掃除機+アイロンはダニアレルギーの方がもっとも取り入れやすい方法だと感じます(´・ω・)
注意点:布団は叩いてはいけない
午前~午後2時位の間、団地やマンションのベランダにズラリを布団が干されている光景を当たり前のように目にします。
そして布団を入れる際は、必ずふとん叩きでバンバンとお布団を叩いて部屋の中に入れます。
直射日光にあてて、布団を叩けばダニもほこりもよく落ちる・・と思いがちですが、実は布団を叩いてもダニはほとんど除去できません。
お布団を叩いた時に出る白い粉のようなものは、布団の中綿の繊維であり、肝心のダニは布団の奥深くまで逃げ隠れてしまいます。
つまり、お布団を痛め、機能性を損なうだけで、ダニ抑止効果はないのです。
このことは、実はお布団を販売している寝具メーカーでも説明されています。
しかし、布団を叩けばダニが落ちるという間違った常識が根強く、今でもお布団をせっせと叩く人は後をたちません。
本来、ふとん叩きはふとんを叩くために製造されているものではなく、畳を叩くためのグッズです。(ネーミングが紛らわしいですよね)
布団にも使用したい場合は、ササッと履くように布団叩きを布団の上ですべらせることが正しい使用方法です。
ダニ対策に・・!とつい叩いてしまちがちですが、お布団が痛むだけで憎きダニはピンピンしています。
天日干ししたお布団に、ササッとエレガンドに布団叩きをすべらせ、後で鬼のようにアイロンを押し当てましょう!
ちょい補足
ちなみに天日干し自体は湿気を逃がす対策にもなり、アレルギー対策にも有効です。
片面だけではなく、両面もしっかり日に当てるのがポイントですね☆
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