肌老化の80%の原因を占めると言われる紫外線。
近年では、紫外線のほかにも、近赤外線、ディープ紫外線など、肌にダメージを与える有害光線の存在が指摘されています。
近赤外線は、太陽光に含まれる光線の熱エネルギーの50%位を占めています。
近赤外線の防御機能の弱い皮膚の人が、無防備で日常的に近赤外線を浴びると、
発赤、発汗、水疱、赤ら顔、光老化(特にシワ、たるみ)を引き起こす可能性があります。
近赤外線は使い方によっては、医学的にとてもプラスになる光線だと注目されています。
しかし、その作用が強いため、太陽光の強い近赤外線を無防備に浴びてしまうと、肌に大きなダメージが出てしまいます。
参考文献:近赤外線ケア美肌術~いくら紫外線カットしても美肌にはなれない~【光文社】
真夏は紫外線同様、近赤外線の量も増しますので、
紫外線+近赤外線、両方をブロックしてくれる日焼け止め、サングラス、メガネが必須です。
ディープ紫外線の特徴
UVA波(紫外線)の中でも波長の長いものを言います。
※ロングUVA、ディープUVAというやつですね。
ディープ紫外線という言葉はフジフィルムが命名した言葉で、波長の長い370~400nmのUVAを指します。
近赤外線の特徴
赤外線よりも波長の短い光(760~1400nm)を近赤外線といいます。
紫外線の中でもUVAは窓ガラスを通過し、肌の深部まで一瞬で入り込む性質を持っています。
UVA対策商品のサングラスや化粧品はすでに沢山出ています。
ディープ紫外線と近赤外線は波長が大きく異なる
しかし、より肌の内部に入り込み、瞬時にダメージを与えると言われている近赤外線が防げるのもはまだあまり多くありません。
近赤外線が肌や目にダメージを与えるという説が出てきたのはつい最近だからです。
しかし、地上に降り注ぐ光線の50%近くが近赤外線です。
少し位なら・・という割合ではないので、敏感肌の人などダメージが気になる方は対策してみる価値はあると感じます。
紫外線、ブルーライト、近赤外線の3つの波長を大幅にカットしてくれる高機能メガネ
- 紫外線 99%
- ブルーライト 45%
- 近赤外線 53%
- パソコン時、外出時両方使用できる
- レンズにうっすらと色がついているが、サングラス程濃い色ではないので普段使いにも使用できる
- 価格が比較的安い
- 癖のないデザインでカラーバリエーションが豊富なので選びやすい
購入後2年以上たっていますが、今だにほぼ毎日使用しています。
秋冬の外出時の紫外線対策にも使えるし、スマホを長時間使用する時にも使っています。
通常のブルーライトをカットするメガネをかけて使用する場合に比べ、目の奥の痛み、重さが軽減されるので効果はあると感じています。
取り外し可能で近赤外線、紫外線、ブルーライトをカットするレンズ
公式サイト⇒【みどり安全】
- 手持ちのメガネの上から装着し、取り外し可能
- レンズの幅が広いので広範囲をカバーできる
- 機能性はいいが、見た目が不格好になるので、パソコン使用時など使用する場面は限られる
私は近眼なのでパソコンやテレビを見る時は、度つきメガネが欠かせません。
度つきのメガネの上から気軽につけたり、はずしたりできるこのタイプの近赤外線カットレンズは重宝しています。
こういうタイプを探しまわりましたが、近赤外線もカットできるものはこちらのお店にしかありませんでした。
パソコン使用時、テレビ鑑賞時のみ使用しています。
レンズ装着部分が目立つので、見た目が少し奇妙な感じになります。
外での使用はないですね。
トリプルブロッカーとともに一年中使用しているアイテムです。
近赤外線カットサングラス
公式サイト⇒【レアグラス】
- 通常のサングラスと変わらないオシャレなデザイン
- 洗濯物を干す時など、スッピン時でも化粧なしでUVカット、近赤外線カットができる
- 値段はやや高め
- メガネの上からでも単体でも使用できる(オーバーサングラス)
- 横から入り込む紫外線もカットできる
近赤外線は一年中降り注いでおり、時間に関係なく一瞬で肌の深部に到達するので、サングラスでしっかりガードしてあげれば安心です。
デザインもオシャレなので普通のサングラスと同じ感覚で装着できます。
ブランドよりもデザインと機能性重視の方におすすめ。
3万円以上するブランドサングラスでも近赤外線は全く防げません。
近赤外線カットめがねのカット率一覧についても書いています
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ブルーライト、近赤外線、紫外線カット効果のあるサングラス(メガネ)の実際のカット率一覧と比較
目と肌を守るブルーライト、近赤外線、紫外線カットサングラス(メガネ) 近赤外線、ブルーライト、紫外線カットサングラス(サングラス)の実際のカット率と効果を比較してみました。 UVカットサングラスやブル ...
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近赤外線を防ぐ日焼け止め
通常の化粧品や日焼け止めでは紫外線は防げても、近赤外線は肌深部に通過させてしまいます。
近紫外線をカットできる日焼け止め、化粧品はサングラスや帽子を被れない時、真夏の炎天下の下で長時間過ごす時などに肌を守るために心強いアイテム。
私は普段はリキッドタイプの日焼け止めはあまり塗りませんが、真夏に長時間外出する時はこちらを使用します。
まとめ
肌がほてるような感覚を感じる時が、近赤外線を浴びているサインですす。
紫外線と同じように目には見えず痛みも感じないため、つい無防備に浴びてしまいがち。
適度な紫外線を浴びることは身体にとってプラスになりますが、日常的に長時間浴び続けることは肌にとってダメージとなります。
便利なアイテムを使用し「光老化」をしっかりとブロックしていけば、1年後、5年後、10年後のお肌と美しさに大きく差がつきます。
2020年追記:近赤外線に美肌、育毛効果あり?
近赤外線の肌への影響については、まだ未解明の部分が多いですね。
近赤外線よりも少し短い波長の赤色光(630mm)がミトコンドリアや免疫細胞に働きかけて、細胞を活性化させる、との報告もあります。
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また近赤外線を頭皮に照射し、発毛を促すブラシまで出てきています。

一説によると、紫外線と近赤外線を同時に浴びると害が出るのでは?という話もありますが、真相はまだ解明されていません。
私は今も近赤外線もカットできるファンデーション、日焼け止めを毎日使用しています。
家ではLED美顔器で赤色光エステをします。
近赤外線が肌にいいか悪いかはわかりませんが、自然光(太陽光)をダイレクトに長時間浴びるのは美容に良くないのではないかと感じています。
LED美顔器は短時間、単一の波長の光のみを浴びることができますが、自然光は長時間、非常に強いエネルギーで複数の波長の光エネルギーを浴びることになります。
自然光が肌にいいなら、農夫や漁師は超美肌になっているはずですが、実際は逆ですし。
そのため、私は外では徹底的にUV対策&近赤外線対策をし、赤色の光の恩恵も家でこっそり受ける「ちゃっかりコース」にしました笑
どちらにしろ、紫外線はお肌の細胞を傷つけることは間違いないので、これからもぬかりなく対策していきたいと思います。