「オーガニック」と「無添加化粧品」の違いと意味は?
どちらも、添加物が少なく、自然由来で、肌に優しそう・・というイメージがありますね。
無添加化粧品
タール色素などの人工着色料、人工香料の不使用、無香料・無着色、界面活性剤の不使用や石油系界面活性剤の不使用[2]。
出典 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/無添加#無添加化粧品)
しかし、実際には石油由来成分の中でも、
厚生省がアレルギーを起こす恐れがある成分として定めた(旧)表示指定成分(102個あります)が含まれていないものを、無添加化粧品と呼べるようになっています。
オーガニック化粧品の定義
オーガニック化粧品
日本にはオーガニックを認定する法的な基準がない(化粧品には化粧品基準等がある)。国際的な基準に沿って添加物を全く使用していないなどの徹底的な措置を自主的に採っている企業もあるが、添加物を使用しているが、植物由来の成分を使っているという理由だけでオーガニック化粧品として販売しているところなどもある。
出典 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/オーガニック化粧品)
フランス、ドイツ、オーストラリアで製造されるオーガニック化粧品は国家が厳しい基準を設けて監視しています。
しかし、日本にはそういった厳しい基準で監視する体制が事実上ないため、オーガニック化粧品の定義がかなり曖昧になっているのが実情です。
もちろん自主的にオーガニック先進国並みの基準を定めて、製品作りに取り組んでいるメーカーもあります。
しかし、定義としては曖昧なので、本物のオーガニックにこだわる方は、
フランス、ドイツ、オーストラリアのオーガニック審査の厳しい国で人気のブランドを選ぶのもおすすめです↓
マルティナ ドイツの老舗ナチュラルスキンケアブランド
マルティナは、ドイツの老舗オーガニックブランド。植物性の成分にこだわったコスメです。
マルティナとは?
創設者のマルティナ・ゲブハルトは外傷と重度のにきび肌に悩んでいました。
その頃、ホームドクターから教わった植物を使った民間療法の素晴らしさに感銘を受けたそうです。
人々にこの素晴らしさを伝えたい・・・
という強い思いから、ハーブの力やコスメティックについて研究を始め、設立されたのがマルティナというオーガニックコスメブランドです。
マルティナの特徴と感想
- 遺伝子組み換え不使用
- 合成香料、着色料、保存料、乳化剤、グリセリン、パラフィン、化学溶媒不使用
- 原材料はビオ・ダイナミック農法で育てられた植物、100%天然成分を使用
自然の成分だけを使用することに対するこだわりが感じられますね。
マルティナは肌本来の強さを引き出すことに重点をおいているので、過剰なケアはしない方針のようです。
クレンジングも界面活性剤不使用のミルク系乳液です。
しっかりとメイクを落としたい時には向きませんが、普段の軽めのメイクなら優しく落とせて香りも◎。
オーガニックボタニクス イギリス生まれのオーガニックブランド
肌に優しく、しかもパワフルに働きかけるスキンケア製品を目指し、OrganicBOTANICS(オーガニックボタニクス)は誕生しました。
認定オーガニック原料を使用しています。
オーガニックボタニクスとは?
もともと創始者のセルシ・リッチフィールド自身も長い間、敏感肌による肌荒れに悩まされていました。
研究を進める内に、自分の肌が敏感肌になっていくことの主な原因のひとつが、化学合成製品の使用であることを知ります。
皮膚や体を刺激する化学成分をできるだけ排除したスキンケアを求め、作りはじめたものが、オーガニックボタニクスです。
オーガニックボタニクスの特徴と感想
- コールドプレス製法を採用し、植物のもつ栄養分やビタミンが失われないよう未精製のものを使用。
- 少量生産で常に新鮮な製品の品質を維持。
- 遺伝子組み換え原料、動物性原料(蜜ロウ以外)、動物性由来原料、合成着色料、合成香料、鉱物油、ラノリン、ワセリン、パラフィン、パラベン、合成植物オイル、精製植物油、化学UVフィルター、石油由来原料不使用。
かなりこだわりが感じられますね。
私はオーガニックボタニクスのオーガニックアロエのクレンジングが一番好きです。
マイルドなテクスチャーで香りにも癒されます。
また、高級感とナチュラル感が程よくバンラスされたパッケージも好きです。
浴室などに置いておくと気分がいいです。プレゼントにも良さそうですね。
FRESH(旧)コーラルムーン アロマスキンケアブランド
FRESH(旧コーラルムーンは)1984年オーストラリア クイーンズランド ヌーサという、1年中気候が安定している恵まれた土地に設立されました。
FRESHの特徴と感想
- 100%天然のエッセンシャルオイルとキャリアオイルをブレンドして作った純粋なオイルを使用
こちらもこだわりの感じられるアロマ系スキンケアブランドです。
ベビー用スキンケア商品やマタニティースキンケアアイテム、基礎化粧品・バス用品・精油・キャリアオイルなど沢山の製品が出ているので、選ぶのも楽しい。
ここのバス用品は、香りも素晴らしいのでオススメ。
成分は完全オーガニックです。
オラクル 繊細さが特徴の日本発オーガニックコスメ
オラクルはすでにご存じの方も多い、日本のオーガニックスキンケア化粧品です。
オラクルの特徴と感想
- 70種類以上の植物成分から作られている
- スキンケアの目的に合わせて成分が繊細に調整されている
- 職人の手で毎日手絞りで植物エキスを抽出
丁寧さ、繊細さへのこだわりの強さを感じさせる、まさに日本らしいスキンケアブランド。
ブレンドする植物の選定と種類の多さも特徴です。
成分ラベルを見ると、カタカナ表記がほぼなく、植物の名前がズラリと並んでいます。
オラクル化粧品は日本のブランドなので、入手しやすい点も便利。
お試しセットのアイテムが豊富なので、いきなり単品を購入しなくても、気軽に肌に合うかどうか試せるのがいいです。
オーガニックコスメはプレゼントにもおすすめ
オーガニックブランドのスキンケア商品はパッケージも高級感とナチュラル感のある洗練されたデザインのものが多いので、
洗面所に置いておくだけでも絵になります。
知人や友人へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
どのメーカーもパッケージはオシャレですが、私が好みなのはオーガニックボタニクスです。
プレゼントされたら「おおっセンスいい!美意識高い!(゚Д゚*)」って思います。

オーガニックだから必ず肌に優しいとは限らない
敏感肌の人程オーガニック化粧品を好む傾向があると思います。
しかし、オーガニックコスメだから絶対に肌に優しい!肌荒れしない!ということはありません。
中には刺激の強い植物原料もあります。
ただ、自分に合う化粧品は色々試して、お肌と直接会話しなければわからないのは事実だと思います。
数年間のスキンケア化粧品ジプシー生活で気づいたこと
私も敏感肌で肌荒れをした時期から、自分に合うスキンケア化粧品を模索する、化粧品ジプシーを数年間続けました。
まずは敏感肌向けラインから試し、オーガニックブランドを試し、最新の科学技術を駆使したブランドのものまで、幅広く購入し、試してきました。
私の結論では、オーガニック100%だから綺麗になれる!肌荒れしない!
というわけではなく「その時々の肌の悩み別にマッチするものが違うなぁ」という印象です。
例えば冬場なら、保湿力を強化するためにセラミド系の高保湿化粧品を使いたいですし、夏場なら美白系の医薬部外品でのケアもしたくなります。
オーガニック化粧品は、一年を通してこの時期だけは!
という特別な特徴があるわけではなく、通年を通していつでも使用できるシンプルさが特徴だと感じています。
シンプルな分、使用シーンも幅広いですからね。
今は特に肌の悩みがない時程、オーガニック化粧品を使いたくなりますね。

まとめ
今回ご紹介したブランドの中には、なかなかお店に置いていないブランドも多く、あまり知られていないのがもったいないと感じます。
今は通販でも気軽に購入できるので、まずはWEBショッピングで、どんなブランドのどんなオーガニック化粧品があるのか、
見て楽しむのもオススメです(^ω^)