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老化(醜形)への恐怖心【血の伯爵夫人】エリザベート・バートリの闇

美醜に取りつかれた中世の伯爵夫人

今回は老いへの恐怖に取りつかれたエリザベート・バートリという、中世ヨーロッパの伯爵夫人のお話です。

「処女の生き血」で若返ろうとした中世の貴婦人

エリザベート・バートリは17世紀のハンガリーの名門、バートリ家の娘で、11歳の時、名誉ある軍人の名門家に嫁ぎました。

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バートリ・エルジェーベト

召使に対する残虐行為は、夫の存命中から始まっていた(あるいは召使に対する折檻は夫から教えられた)と考えられているが、夫と死別後に一層エスカレートしたようである。当初は領内の農奴の娘を誘拐したりして惨殺していたが、やがて下級貴族の娘を「礼儀作法を習わせる」と誘い出し、残虐行為は貴族の娘にも及ぶようになった。残虐行為は惨く、歳若い娘を「鉄の処女」で殺しその血を浴びたり、拷問器具で指を切断し苦痛な表情を見て笑ったり、使用人に命じ娘の皮膚を切り裂いたり、性器や膣を取り出し、それを見て興奮しだすなど、変態性欲者だったという

出典 Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/バートリ・エルジェーベト)

経緯をかいつまんでご説明します。

もともと美しかった彼女は、嫁いでからも毎日鏡を片手に、様々な角度から自分の顔を見つめてはうっとりしていたそうです。

(超ナルシストだったわけですね(;´∀`))

44歳になった頃、美しかった彼女の美貌も次第に衰えはじめ、鏡を見てはため息をつくようになりました。

自分の美貌に人一倍自信があり「美しい」と褒められるのが生きがいでもあった彼女にとって、自身の老いは受け入れ難いものでした。

少女の鮮血

ある夜、エリザベートが、髪をとかせようと召使いの少女を呼び出した時、その召使いが手をすべらせ、薬草の入った小瓶を落として割ってしまいます。

そのことに腹を立てたエリザベートは、持っていた鏡で召使い少女の顔を激しく殴りました。

すると召使いの少女の顔から血が噴き出し、あたりに飛び散った鮮血が、彼女の手の甲にも付きました。

その血を拭い取ると、蝋燭の炎に照らされたエリザベートの白い手は、若返っているように見えました。

「処女(若い娘)の血を浴びると肌が若返る!」

そう直感した彼女は以後、若い娘たちの生き血を搾り取り、血液がまだ温かいうちに浴槽に満たし、その中に身を浸すという残忍な行為をして若返ろうとしたそうです。

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夫が亡くなった後、エリザベートが移住した城。この城で歴史上、類をみない悲惨なアンチエイジング術が行われた。

600人以上の少女達の命を永遠の若さのために奪った

エリザベートが精神を病んでいたということもありますが、こんなことが起こるなんて、中世の世界は恐ろしいですね。

若い娘は口減らしですぐに売り飛ばされてしまうし、変態侯爵や伯爵にされるがままです。

しかし、エリザベートのように「美貌だけが唯一の自分の価値」となってしまうと悲しいですね。

若い頃は、それが自分の優越感の土台であっても、姿形は永遠ではありませんしね。

どこかで自信の土台を徐々にシフトしていかなければ、美意識の高い人程、醜形への恐怖は強くなると感じます。

中世の女性達の化粧法

ちなみに中世時代の女性の化粧は、顔に蜜蝋をぬり、その上に白粉をはたいてたそうです。

しかし蜜蝋は温めると溶けてしまうので、女性達は冬でも暖炉に近づけなかったとか(;´д`)大変ですね。

暗黒の中世時代の街並みに漂う怪しいロマン

中世ヨーロッパの世界は混沌としているけれど、個人的に好きです。

写真はフランスのプロヴァンです。私はテンプル騎士団が好きなので、ここにリアルにいたんだって思うと感動します。

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牢屋に入ると虫がすごかったので、牢獄に閉じ込められると虫にやられちゃうんじゃなかと思います。過酷すぎますね。

プロヴァンはあまりメジャーな観光地ではありませんが、中世の街並みそのままで、当時の城壁や塔(セザール塔が有名)教会、牢獄がそのままの形で残っています。

ベルサイユのような華やかさはありませんが、11、12世紀の面影を楽しみたい方は、パリに旅行に訪れた際、ぜひオススメです。

他にもヨーロッパには中世の街並みが残る場所は沢山ありますね。

華やかな王朝文化を感じさせる場所もいいけれど、少し郊外にある城塞都市なんかも素敵です。

エリザベートのその後・・

容姿への強い執着は容姿以外に認められるものがないから

暗黒の中世に、美貌への執着から怪物と化したエリザベート・バートリは、事件発覚後、幽閉され、孤独のまま生涯の幕を閉じたそうです。

エリザベート・バートリは、もともと非常に美しい女性で、社交界の華と言われていたのです。

バートリの猟奇的な性質については、一族が血縁結婚を繰り返してきたことによる影響を示唆する専門家もいます。

しかし、私は他にも色々な理由が絡まり合っていたのではないかと感じています。

夫が軍人で家を空けることが多く、広いお屋敷で孤独感を感じていた彼女には(浮気を繰り返してしたという噂も)かつてちやほやされ、美貌を賞賛され、

特別に扱われてきた頃の記憶だけが「自分が認められている」と感じられる、心の支えだったのかもしれませんね。

だから若返れば、また幸せになれる!孤独から解放される!とねじれた方向へ希望を抱いてしまったのだと感じます。

永遠の若さを追い求めた権力者は他にも沢山いますが(始皇帝など)女性の場合は、単に死への恐怖ではなく、老い(美貌の衰え)の恐怖が圧倒的です。

それは、美貌でしか評価されない、されたことがないことによる自信のなさ、誇りのなさ、が原因なのだと感じます。

容姿以外を充実させて依存先を増やす

容姿を大事にして、でも容姿以外にも嬉しさや自信、安心感をもたらしてくれるものを持つこと、は依存先を増やすというリスクヘッジになります。

「美しいと言われることだけが生きがい」という状況に陥らないように、自分自身が変化していくことも重要だと感じました。

ちなみに中世ヨーロッパでは、透けるような色白女性が美人の条件であったようです。

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三条

三条

敏感肌でアトピー質。薄毛対策中のノマドワーカー。時短でコスパのいい美容法が大好き。

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